離婚に伴う契約の公正証書(見本)

夫○○△男を甲、妻○○▲子を乙とし、両名は今回協議の上離婚することを合意し、その届出にあたって次のとおり契約した。

第1条 甲乙間の○○真央(平成15年5月5日生。以下丙という)及び○○静香(平成18年8月8日生。以下丁という)の親権者を乙と定め、乙はその養育監護を担当するものとする。

第2条 甲は乙に対し、丙及び丁の養育費として、平成22年5月31日から丙と丁がそれぞれ成年に達する月まで1か月各25000円合計50000円を毎月末日限り、「株式会社福岡銀行久留米営業部の乙名義の普通預金123456」の銀行口座に振り込み支払うものとする。
 2 前記養育費は、物価の変動に応じ甲乙協議の上増減できるものとする。

第3条 丙又は丁が入学・進学・病院入院等で特別の出費を要したときは、乙の請求により、甲は乙と協議の上、直ちにその必要費用を乙に支払うものとする。

第4条 甲は乙に対し、本件離婚に対する財産分与として、次の不動産を譲渡し、平成22年5月15日までに、所有権移転登記手続を行う。
(1)くるめマンション201号及びその敷地権
但し、上記不動産の移転費用及び登録免許税は乙の負担とする。

第5条 乙は甲に対し、丙又は丁との面接交渉を認め、その面接の回数、日時場所及び方法等については、丙又は丁の情緒安定に十分配慮しながら、両者誠実に協議してこれを定めるものとする。

第6条 甲は、第2条及び第3条記載の金銭債務を履行しないときは、直ちに強制執行に服する旨陳述した。

第7条 甲と乙は、本日、社会保険庁長官に対し当事者間の別紙記載の情報に係る対象期間の標準報酬の改定又は決定の請求をすること及び請求すべき按分割合を50パーセントとする旨合意する。

第8条 甲及び乙は、以後相手方に対し、本契約書記載以外の金銭的要求その他相手方の迷惑となるような一切の行為をしないことを相互に確認した。

平成22年5月8日
 福岡県久留米市中央町38番地23
  ○ ○  △ 男
  ○ ○  △ 子


注意・・・上記見本は、公正証書を作成する場合の下書きです。代わりに、契約の内容を記載したメモなどを用意しても構いません。年金分割については、こちらのページをご覧ください。